部署紹介

3階病棟

3階病棟は一般急性期の患者様を対象とした50床からなる病棟です。大きな特徴の一つとしては、消化器疾患を中心とした外科、整形外科手術前後の患者様や、重篤な内科疾患、人工呼吸器の管理が必要な患者様が対象の重症観察室を併設していることです。そのためチームワークや、緊張感をもった看護が必要になります。一方で終末期看護や慢性疾患の患者様などもおられますので、急性期から慢性期まで幅広い知識・技術が必要とされる病棟といえます。

スタッフの年齢層は20代~50代と幅広く、看護体制としては10:1でチームナーシング方式を導入し、互いに協力し合いながら日々患者様の関りを考えています。

また、スタッフ主体でのカンファレンスを定期的に行い、適宜勉強会の企画をすることで、知識・技術の習得のみならず、責任感やチームワークの向上に繋がるよう取り組んでいます。

そして、私たちは病院の方針である「治し支える医療」を実践するために、多職種連携も密に行い、患者様・ご家族様の背景や意思決定を尊重しつつゴール設定できるような関わりを大切にしています。

今後もよりよい看護を提供するために、業務改善を図りながら更に働きやすい職場づくりを心掛けていきたいと思っています。

4階病棟

4階病棟は2024年より一般急性期病棟から体制が変わり、一般急性期(26床)にと地域包括ケア病床(20床)の混合病棟として計46床で新たなスタートを切りました。入院から退院まで入口から出口まで見届けることが特徴であり魅力となっています。看護師の多くは20代から30代の看護師ですが、40代からのベテランナースが優しくリーダーシップをとって教えてくださっています。また、看護方式はチームナーシング制を導入しており、日々業務改善に取り組み働きやすい職場づくりに励んでいます。

患者さまの多くは肝疾患患者と認知症を背景に持ち肺炎、心不全、腎不全など疾患も多岐に渡るためIVR、内視鏡治療、血管治療など様々な治療が総合的に行われ疾患の勉強にもなっています。また、人生の最期を迎えられる患者様や悪性疾患などの終末期で意思決定に立ち会う場面も多くあります。一方で病院の方針である「専門診療と地域医療の融合」のもと「治し支える医療」を合言葉に、多職種連携による退院支援も一丸となって行っています。こういった最善のゴールを常に考えながら多職種との協働によるチーム医療はやりがいとなっており、幅広く看護の力を存分に活かせる病棟です。

5階病棟

5階病棟は地域包括ケア病棟です。

急性期治療は修了し病状は安定しているが、退院するには不安がある患者様・ご家族様に対し、在宅復帰に向けた医療・看護・リハビリを行うことと、在宅復帰が困難な患者様の退院調整を目的とした病棟です。

高齢化が進み入院期間が長期化する傾向にありますが、病棟内での生活リハビリを取り入れながら、その人らしい生活が送れるよう援助し早期退院を目指しています。

必要に応じてカンファレンスを行い、医師・看護師・ソーシャルワーカー・リハビリスタッフ・栄養士・薬剤師・ケアマネージャーを中心とした在宅チームと連携を取り、患者様・ご家族様が安心して退院できるよう取り組んでいます。

看護単位に関しては10:1を取得しています。
「どうせやるなら楽しく」をスローガンに、様々な世代のスタッフが自分の意見を言い合えるチームワークのとれた病棟です。
これからも、多職種協働し患者様が住み慣れた地域での生活を取り戻すために必要な支援をしていきたいと思っています。

外来

外来部門では、診察・治療の介助、検査・特殊検査の介助、救急外来を担っています。
外来看護師は内科・外科をはじめ、各種専門外来の診察介助を行い、検査及び特殊検査では内視鏡検査や処置、シャントPTA、ラジオ波、マイクロ波などのIVR治療の介助も行っています。特に循環器内科医と放射線科医が協働して冠動脈CTを行う際は、看護師の観察が重要視されており、多くの場合で外来看護師がその役割を担います。

また、外来患者様の中には、骨折に気づかずにいる方が多数いらっしゃいます。そういった患者様の多くは、大きなアクシデントがないにも関わらず、いつのまにか骨折してしまっており、検査をして初めて判明します。当院ではそういった患者様に着目し、骨粗鬆症に対する検査、治療にも力を入れています。
外来は病院の玄関です。患者様に安心して診察や治療を受けて頂けるよう、看護技術と接遇能力の向上を心がけています。加えて外来部門は、アクティビティが高く学びが多く、スキルアップを目指している方にとっては非常にやりがいのある部署だと思います。

人工透析室

人工透析療法は、腎臓の機能が低下した患者様に対し、血液を濾過する治療を行います。患者様は週に3回の治療が必要になり、1回にかかる治療時間は約3~4時間です。その治療を永久的に受けなければなりません。

そのため患者様との関係をより良くするために、私たち看護師と臨床工学技士(ME)が、安心・安全な透析治療を提供できるように常に情報共有を行い、スキルアップを行うために内部や外部の勉強会に積極的に参加をしています。

一つ一つの取り組みにより、患者様のセルフケアが向上し、透析が生活の一部だと感じていただけるような看護を提供しています。

また持続緩除式血液濾過透析法(CHDF)やその他の血液浄化療法、難治性腹水・胸水症に対する腹水濾過濃縮再静注法(CRAT)などの腎不全の方以外の特殊な治療も透析室で担っているため、様々な看護師技術の向上が図れるのが当透析室の特長です。

OPE・IVR・中央材料室

普段は患者様が自由に出入りできない病院2階にあります。ここでは主に消化器外科・整形外科の手術、血管・非血管疾患の低侵襲治療(IVR)を行っています。

血管・非血管疾患の低侵襲治療(IVR)は、血管造影・シャントPTA・CVポートやPICCやバスキュラーアクセス等の各種血管留置カテーテル設置・各種生検・マイクロ波やラジオ波を用いたアブレーション治療・各種ドレナージを実施しています。

高度で複雑な医療機器を毎日扱うため、医師・放射線技師・検査技師・臨床工学技士など多職種と連携し、安全で確実な治療ができるようにサポートしています。手術に関しては、症例ごとに術前カンファレンスがあり、周術期看護に役立てています。

また、病院全体で使用する鋼製小物の洗浄・滅菌を行い、医療物品を管理し提供する場所でもあり、縁の下の力持ちのような役割も担っています。

手術を受けられる患者様へ

手術を受ける立場になったとき、「手術がうまくいくだろうか。」「麻酔から覚めないのではないだろうか。」など、恐怖や不安があると思います。

担当看護師は、患者様の個々の状態に合わせて準備を整え、手術や治療の前後で病室に訪問して、少しでも不安や緊張を軽減できるように心がけていきたいと思います。麻酔で眠る時から起きる時まで、患者様の近くで寄り添えるように努めていきます。疑問・不安・要望などいつでも遠慮なくお声かけください。

現在、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、入院中の面会制限がありますが、手術室に入室する直前と、手術終了後の手術室退室時に、短時間ではありますがご家族・親族の方々と面会ができる時間を持てるように調整しています。実際に会って言葉を交わし握手をする、遠方の方はタブレット越しにメッセージを受け取るということが、患者様の勇気や励みになっていると実感しています。ご希望の方はお申し出ください。

アクセスACCESS

〒653-0801 神戸市長田区房王寺町3-5-25

Google MAP

バス

  1. 神戸市バス[3] [6] [11] [110] [112] 系統
  2. 「房王寺町5」バス停より徒歩約3分

バスの時刻表については、バス会社のホームページをご覧下さい。

電車

  1. 阪急、阪神、山陽、各線の「新開地駅」から神戸電鉄に乗換
  2. 神戸電鉄「長田駅」より、徒歩約6分

※「長田」とつく駅が、他にもあります。(JR新長田、高速長田)乗り間違いにご注意ください。

タクシー

JR「兵庫駅」よりタクシーで約15分